交響曲「スコットランド」

第20回定期演奏会の後半で演奏します交響曲「スコットランド」はメンデルスゾーンの最後の交響曲(3番は出版の順番で作曲順では5番)です。
スコットランドを旅し歴史に想いを馳せた印象を音楽絵巻にした、全編美しい旋律に満たされた名曲中の名曲です。
とりわけ第3楽章の郷愁を誘うような甘いメロディーが愛されています。またラストのコーダではカンタータと呼んだ方が良い壮麗な音響空間が出現し、祝祭的なフィナーレとなります。
今回の指揮者の高橋徹先生も作曲家の目で改めてスコアを眺め、その素晴らしさを再認識されたそうです。

なぜか名曲の割には演奏頻度は少ない曲ですので、この機会に是非!

バレエ音楽「くるみ割り人形」

第20回定期演奏会の前半に演奏いたします「くるみ割り人形」は、聴けば楽しく美しいドラマチックなバレエ音楽です。
また組曲以外の曲の知名度は低いですが、実は名曲の宝庫です。
メインに据えたNo.14アダージョは「ドシラソファミレド」という単純な音階で出来ていると思えない壮麗なるクライマックスです。
バレエ音楽全曲をお届けすることは残念ながらできませんが、全体の流れがわかるような形で抜粋いたしました。
また、近年躍進を続ける「三田少年少女合唱団」も花を添えてくださいます。

想像以上に難曲揃いで悪戦苦闘していますが、本番はくるみ割り人形の世界を存分に楽しんで頂けるよう団員一同日々練習を重ねています。
えっ?プログラムに一番有名な「花の○○○」が無い?
無いからやらないとは限りませんよ。